石河 智章
(いしかわ ともあき)

元小学校教師

教員時代は1~6全学年の担任、英語の専門教員を担当

現在3児の父(男女の双子の下に男の子)

日々、悩み楽しみながら子育て中。

 はじめに 

 「ペラトモ英語塾」のサイトを見ていただき、ありがとうございます。

 なぜ、小学校の教員を辞めて「英語塾」を開いたのか。

このページで話します。 ぜひ、最後まで読んでいってください。

 英語が一番いや!中~高校生 

 子供の時に中学1年から学習が始まった「英語」。日本語だけを使って生活できていたのに、

何を言っているのか分からない!読めない!書けない!発音ができない!文法が違う?!

日本語だけで生活ができるのに、なんで英語を勉強しないといけない?!

私は、中学校の頃、英語の授業が、一番嫌いでした。

嫌々やっていると、当然、テストの点は・・・。そうです。徐々に下がります。

 高校時代は毎回赤点。一番悪かったテストの点は「9点」。100点満点中です。

子供ですから、テストの点が悪ければ、より嫌いになります。

「使わないからいい」そんな風に考えるようにして、ひたすら避けました。

 そうすると、より分からない。分からないからやりたくない。やらなければ結果は低い。

当たり前ですね。そして、それは全てのことで同じことが言えますよね。私は、勉強の負のスパイラルの中にいました。

 英語に興味をもったきっかけ! 

 大学生の時です。四国の松山市内での出来事でした。

友達が、同じエレベーターに乗ってきた外国人と挨拶をして、ボタンを押してあげていました。

時間としては、数秒のこと。たったそれだけ、かもしれません。しかし、

私には「自分にとっては意思の通じない相手」と、友達が「意思を通わせていたこと」が、鮮烈に残りました。

 「自分も英語を話せるようになりたい――」一つの目標ができました。

「~したい」が本人の中にあると、それが動機で、自分から行動できるようになります。

私は、大学卒業後に外国に行こうという思いを持ち、ラジオを使って勉強をするようになりました。

 勉強しても話せない?! 

 一人で英語の勉強を始めて数か月経った頃、愛知万博へ行きました。

 フィリピンのパビリオンを訪れた時、中のスタッフと話しました。

 しかし。そこで、話すことができないことに気付きました。

考えていた自分の言いたいことや、考えて頭の中で用意をした質問をすることはできる

けれど、返ってきた言葉に対して、何て言うのかが分からない。会話にならない。

頭の中は真っ白。何も浮かばず、ただただ悔しい思いをして帰ってきました。

 お金を貯め、外国にワーキングホリデー制度を使って渡ることを計画し始めました。

 バンクーバーでは勉強できない?! 

 よく聞きますよね?「どこの国の英語がいい」とか「よくない」とか。

当時の私は、何も分かりませんでした。が、ワーキングホリデーで行く国はカナダに決めました。

理由は、「寒いから」。暑いのは苦手ですが、寒いのは大丈夫なんです。

 何も分かりませんでしたので、留学サポート会社にお世話になってバンクーバーに行きました。

市内の語学学校を見て回り、ホームステイをしながら衝撃を受けました。日本人の多さに。

話をしてみると、日本から来ている理由は様々でした。

日本人同士ですから、意思も気持ちも通じやすく、たくさんの日本人が楽しく生活していました。

 しかし、私の目標は「英語を話せるようになりたい!」です。そこで、日本語を話す日本人とは距離を置きました。

最初に仲良くなったのは、同じ年くらいの韓国人男性でした。お互いに、英語のレベルは低い。

なかなか分からない。伝わらない。苦労しながらお互い少しずつ話ができるようになったことを覚えています。

 環境は大切です。人は、そんなに強くありません。良い環境は、間違いなく人を育ちやすくします。

始めは大変に感じるとしても、育ちやすい環境と習慣を整えることが、成長への大きな土台ですね。

 ツアーガイド時代 

 カナダは移民がつくった国ですから、本当にたくさんの国々から来た人たちがいます。

 バンクーバーで半年を過ごした後、仕事を探しながら、東へ1000キロ程離れたカルガリーまで行きました。

どこへいっても、現地の人から色々と教えてもらうのに、「話すこと」は大切でした。

道でたまたま出会ったバングラデシュ人の家で、1か月程部屋を借りることになったこともありました。

宿の共同キッチンで何気なく話したカナダ人の車で、次の移住先に運んでもらったこともありました。

 最近は「翻訳機」がありますが、考えや思いを伝えるには「話せる」ことが一番よいですよね。

仕事探しの末、カナディアンロッキーでツアーガイドの職に就き、現地の案内や通訳ガイドとして働きました。

 海外営業職からの転職を決意 

 その後、日本に帰国し、語学を活かして仕事をするために機械の海外営業職に就きました。

東南アジアやヨーロッパの国々で仕事をする中で、

「話せる」ことがどんなにお互いを理解することに影響するかを再び実感しました。

この時の気持ちが、私が教育業界に身を移す動機になります。

 元々が勉強嫌いでしたから、そもそも「勉強を教える職業」に就こうとは微塵にも思っていませんでした。

「教員」になるためには「教員免許状」が必要です。通信制の大学で2年間学習をし、免許を取得しました。

千葉県松戸市にある「聖徳大学」だったのですが、音楽の単位を取るための「ピアノ」の試験が一番大変。

試験の途中で泣き出してしまう人もいる、恐ろしい試験でした。

聖徳大学出身の学校の先生がいれば、必ずピアノが弾けます。

 2年で免許を取得し、教員試験を一発で合格しました。

現在、東京都の小学校教員採用試験の倍率は非常に低いようで心配になりますが、当時は違いました。

 小学校教員時代  

 小学校には、ALT(Assistant Language Teacher)が勤務して英語の授業をサポートしています。

普段、英語を使う機会がない子供たちにとって、ALTと話すことは貴重な経験をする機会です。

ALTによっては、日本在住が長く、先生や子供たちと日本語を話してコミュニケーションをとる先生もいます。

私は、子供たちが学習の必要性を感じることは非常に大切だと考えています。

ですから、「ALTとは英語を使えば会話できる」経験ができるよう、ALTには日本語の制限を依頼していました。

 また、外国の同年代の子供たちと関わる中で学習の必要性を感じられるように、外国の学校と交流授業を行いました。

アメリカや台湾、インドネシアの小学校とインターネットを使った「オンライン交流授業」を実施しました。

「クラスの中の一人」として、外国語の授業でALTと関わる学習と

「自分一人で」オンライン授業の間に海外の小学生と向き合う学習では

小学生たち一人一人の、学習への意識が違います。

クラスの誰かが言っているのを聞いているのではなく、

自分が言葉を伝え、自分が言葉を受け取るからです。

 外国の学校と交流授業をしていると、何人もの保護者から

「自分の子供が、貴重な経験ができて嬉しい」

「外国の子たちと関わることができてよかった」

そのような声を、度々もらいました。

 子供たちが、より多くの学ぶ環境をつくるために! 

 小学校で英語を教えていると、たくさんの質問が子供たちから飛んできます。

「これは何て言ったらいいんですか?」

「こんなことを言いたいんですけど―――」

「これってどういう意味なんですか?」

学校の集団の授業では教えられないこともありました。他教科の授業もありますから、時間が割けないことも多いです。

 子供たちはパソコンに慣れてくると、「翻訳機能」を使い始めます。

ある程度のことは伝わりますが、翻訳機能でお互いの気持ちや性格をつかむことは難しい

小学校で学ぶ英単語は700単語程度。まずは、それを使い続けることで、言葉に気持ちをこめられるようになります。

気持ちのこもった言葉は相手に伝わります

 小学校では、英語の授業中、クラスの中で友達同士で伝え合って学習する時間があります。

自分だけが意味の分かる難しい単語で話していては、コミュニケーションになりません。

私は、小学校で教える際に、できる限りその700単語を使って子供たちが自分の考えを表現できるように指導しました。

わざわざ初めから難しい単語を使わなくてもいいんです。必要だと思ったときに覚えればよいでしょう。

 日本語でも同じですが、小さな子供は、周りの言葉をよく聞いて、聞いたことを言い始めます。

間違えている発音は、周りの正しい音を聞きながら少しずつ正しくなります。

つなぐ単語の数は少しずつ増えます。本当に少しずつ成長していきます。

それと同様に、学んだ英語を、何度も繰り返し言う。伝え合う。そうすれば、自分の言葉として身に付いていきます。

そして、話す中で「言いたいけど、この言葉よりもこっちかな」と思ったら、さらに自分の言葉が増えます。

そのように成長できる環境をつくろうと決意し、11年間勤めた教員を退職し、「英語塾」を開設しました。

ペラペラに話せるようになって、世界中にたくさんの達をつくろう」

これはもう、絶対に楽しいです。

「ペラトモ英語塾」に興味をもってくださった方々、

長くなりましたが、ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。

一人一人それぞれ、言葉や英語に対する思いがあると思います。

今、英語によるコミュニケーションの機会は、確実に増えています。

学校の英語学習が分からない!

もっと話せるようになりたい!

子供が、将来仕事をする時の選択肢を増やしたい、アドバンテージにしたい!

そのように思われたら、ぜひ、いつでもご相談ください。

小学校の先生時代の同僚(ALT)からのメッセージ

Tomo sensei to me is epitome of "tomodachi", the perfect "tomo"- friend. He's compassionate, loyal, fun loving with an infectious laugh and a heart of gold. He brings with him joy, laughter, kindness and never fails to have me in splits with his wit and humor. I've seen students' admiration for him. I'm confident that students that will be mentored by him, will develop an outgoing personality to connect with others naturally. They will be shaped to be patient, resilient, empathetic and radiate kindness. Along with academic excellence, students will hone skills to communicate with others beyond language. I can imagine how fortunate the students will be and I wish my friend, Tomo sensei success in his endeavor.

小学校教師時代の同僚 Debbyより…